就職面接でうつをカミングアウト!!
Sさん(40代.女性)は、1か月半の間に4回カウンセリングを受けにいらっしゃっいました。
お話を聴いていると少しずつ楽になっているようです。
今年(2012年)の4月頃はひどい状態で、
「 仕事も家事も何もできない自分はここにいていいのかな
主人に申し訳ない…
離婚したほうがいいのかも 」
とおっしゃっていましたが、カウンセリングを受けるようになって1か月ほどで~
「 わたしも多少やってるじゃん
と思えるようになりました。
朝トーストを焼いたり
2~3日に一回は洗濯をしたり
ハムスターの世話をしたり
調子が良いときは晩ごはんもつくったり
何もできない
ってことはないな
と思えるようになりました。 」
と話してくれました。
「 前は判断ができなかったんですよね…
スーパーへ行っても何を買ったらいいか決めれませんでしたが、最近は買い物ができるようになりました。
彼もわたしがいなかったら、全部一人でやらなきゃいけないんだし
わたしもいてもいいのかな
と思えるようになってきました… 」
『 そうなんだね(^_^)。
もしかしたら、自分で自分に与えてきたプレッシャーが少しずつ弛んできたんだろうね♪ 』
そして、さらに今回は
「 働いてみようかな
と思えたので、面接を受けてみました。
以前のように派遣会社に登録だと職務経歴書を書くのが大変で~
どうしても状態の悪いときに期間が空いているのを質問されると返答に窮してしまうので…
遠くまで通勤してカッチリ勤務はしんどいですし、家の近くで週3日のアルバイトを探してみました。 」
『 そのほうがいいでしょうね(^_^)。
がんばってしんどくなって苦しくて辞める
というパターンを繰り返すのはキツいですから(笑)
どうなりました? 』
「 近所のショップで接客のアルバイトの面接に行きました。
履歴書だけでよかったですし、それでも、いろいろ質問されてごまかすのも苦しくて空いている期間は鬱っぽくなって仕事を辞めて休んでいました
と話しちゃいました。 」
『 おぉ
よく言えましたね グッド
どんな感じでしたか? 』
「 担当の方もちょっと驚いてましたが、
仕事をちゃんとやろうとして頑張ってると状態が悪くなっていってしまうので、ムリなく続けらるような働き方をしたい
と伝えたら受かっちゃいました^^
いつから来れる?
と聞かれたので8月1日から働くことになりました 」
「 あぁ
アルバイトはこんな感じだよなぁ
派遣社員だと結果は後日ご連絡させていただきます。
もし、連絡がなかったらご縁がなかったということで~
みたいな言い回しになるんですが、
そうそう アルバイトはこんな感じだと思い出しました。
採用が決まったその日は夕方から不安が高まり、情緒不安定で主人にメールしたりしましたが、
徐々に まぁ とりあえずやってみようかな
と思えてきました 」
とちょっと落ち着かれたご様子でした。
自分がうつであることをサラリと言えるようになったのは大きいですね(^_^)。
~ ここは就職に関しての話になったときにカウンセリングの中で集中して取り組んでみました ~
どんな働き方やアプローチがSさんにとってはグッドなのかを丁寧に見ていきました。
その方によってアプローチがいろいろ違いますが、Sさんの場合はこれが良かったと感じます ~
「 以前は不安になると、気持ちがドンドン落ちていったのですが、最近は早めに切り替えができるようになりました。
これも、カウンセリングで学んだおかげだと思います。 」
と嬉しいお言葉も聴かせていただきました♪
Sさんのなかで自分に対してOKを出しつつあるのだと言えますね。
まだ、そこまでは言えないかもしれないけどSさんももうしばらく先に
【自分のことが好きになった】
と言えるようになりますね。
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