うつ病への運動の効果~運動する意欲が湧いたきっかけ
うつ病には有酸素運動が効果的!? ①
うつ状態の改善に運動が効果的なことは多くの方が言っていますし、精神科のDr.に軽い運動をすすめられることもあるかと思います。
しかし、それはそうなんだろうけどやる気がしない
何もやる気がしないんだよ・・・
というのが鬱の状態ですよね。
私が休職をしているときに両親が高島忠夫さんのうつ病体験記の本を買ってきて
『高島さんはジムで運動をしてよくなったんだからうつ病には運動するのがいいよ』
とやたらと言っていました。
そのときはそう言われてもなんら心に響かなかったし身体も反応しなくてただただダルくてやる気にならないと感じていました。
運動がいいと言われてもする気にならないんだから・・・
頭が重くて動く気になんかなれない
というのが当時の私の状態でした。
うつ病には有酸素運動が効果的!? ②
うつ病で休職してから1年9か月くらいの頃にずっと背中が痛かったのでよく家族に愚痴をこぼしていたところ両親の友人のおばさんが近くの整体院を紹介してくれました。
『 元相撲部の主将をやっていた先生で力は強いし、健康保険がきくから毎日行ってもそんなに負担にならないよ。
とりあえず、ものは試しで行ってみたら 』
と教えてくれたのでその整体院に通ってみることにしました。
その整体院はおじいちゃん・おばあちゃんがいっぱい来ていて、指圧は5分ほどで後は電気でのマッサージでしたがとにかく保険が効いて負担が少なかったので週3・4日は通うことにしました。
先生に背中を押されると悲鳴を上げるほど痛かったのですが特に肩甲骨のあたりを押されるのは効いている気がして私はマメに通っていました。
先生は、
『 サポートはできるけどやっぱり本質的によくするには自分で運動して身体を動かさないとね~ 』
と言ってくれていましたが、なかなか身体を動かす気にはならなかったので
『 はぁ~ 』
とか言いながら指圧をしてもらい続けていました。
指圧を始めて2か月くらい経っても背中の痛みにあまり変化がなかったので先生に相談すると
鍼をやってみようかという話になり、人生初の針治療をすることになりました。
鍼の治療は心地いいくらいな感じだったのですが、鍼治療と同時に背中に5つのガラスの吸盤を当てて空気を圧縮して吸い込む吸い玉をやってもらったときに背中に紫色をどす黒くしたような吸盤の跡が5つベッコリとできました。
先生は私の背中を見て
『 こんな色は80も超えたじいさんくらいしかならない色やぞ~ 』
と驚いた様子でした。
普通 健康な若い人は少し赤みが差すくらいになるらしいのですがそのときの私の背中は本当にどす黒い紫で見るからにそこの部分が腐っているように見えたのです。
それまで表面的には私の身体は見た目 普通な感じだったので自分でもどこが悪いのかよく分からない曖昧な気持ちだったのが自分のそのどす黒い紫の背中を見たときに
『 あ~ 俺の身体は本当にうっ血していて血が流れていないんだ・・・ 』
と実感しました。
そのどす黒い紫の背中をビジュアル的に体感することによって、
こんなに血が腐ったようになってしまっていて
流れていないのでは背中も痛くなるわな・・・
と深く腑に落ちたのでした。
それは小学生のころしもやけになった指が紫色にはれて痒くて痛くて仕方がなかったことを思い出し背中が痛い理由 身体も頭も重い理由が深く納得がいったのでした。
こんなに血が流れていないんじゃ
身体の状態もよくなるわけがないし
気分も軽くなるわけがない
先ずは血を流さないと!!
それが私がプールへ行って身体を動かそう運動しようという意欲が湧いたきっかけでした。
うつ病には有酸素運動が効果的!? ③
私はプールに行って身体を動かすことによりうつ状態や背中の痛みが少しずつ良くなりました。
といっても当初は身体が重くてダルかったので泳ぐより 歩いたり 水に浮かんでいることのほうが多かったのですが、それでもよくなっていく実感がありました。
うつ病から回復するうえで運動が効果があるのは次の循環が回るからです。
身体を動かす → 眠気が起きる → 少し眠れる
身体を動かす → 血液の巡りがよくなる
→ 自律神経のバランスが整ってくる
身体を動かす → 眠れる → 活力が湧く
身体を動かす → 食欲が湧く → やる気がでてくる
→ さらに身体を動かす気がおきる → 眠れる
少し考えれば誰でもわかることですが、身体を動かせば疲れるので眠くなるし食欲も湧くし血の巡りもよくなるし
自律神経のバランスも良くなるわけです
正の循環がまわるのです。
身体を動かし 運動することにはとてもいい効果があります。
やはり、ポイントはどうやったら動く気になるのか
というところになります。
身体を動かして運動して効果がでた人のリアルな話を聞くのがやる気を湧かせるきっかけになることもありますね。
うつ病には有酸素運動が効果的!? ④
雑誌 プレジデント フィフティ・プラスの『あなたと家族のうつ病』 診断チェック対処法という記事によると、
慶應義塾大学教授・医学博士で日本における認知療法の第一人者である大野裕さんの話を中心にまとめてありましたが、
ジョギングやサイクリング、水泳、水中ウォーキングといった有酸素運動は、科学的に抗うつ効果が認められているそうです。
私もうつ病から回復する過程でジムに通ってプールで歩いたり、浮かんだり、泳いだりしていましたが科学的にも証明されているのかとあらためて効果を確認することができました。
サイクリングなどをすることによって状態を良くしていったという方のお話を聞いたこともありますし、リハビリのなかに有酸素運動を取り入れるのはとてもいいでしょうね♪
うつ病のクライアントさん達が心療内科(病院)を選んだときのポイントや心療内科への通院からNLPカウンセリングを受けるに至る経緯、うつ病から回復するプロセスについてはこちらのページからご覧になれます。
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