身体が全体的に不調で・・・
20代の女性クライアントさんとのフォーカシングの事例です
T.Yさんとの対面カウンセリング
(女性 20代 塾講師アルバイト)
T・Yさんは塾講師のアルバイトをされていますが、
最近特に身体のいたるところの調子が悪いとのこと・・・
もともと胃の調子が良くなく
~うつの方は逆流性食道炎(胃食道逆流症)の方がとても多いですね~
胃のむかつきをなんとかしたくて漢方薬を処方してもらったそうですが、
胃の症状は緩和したけれども、
薬の副作用か全身が攣るようになってしまったそうです
妹さんにも
「 お姉ちゃん
顔がひきつってるよ
って 言われた 」
とおっしゃっていました
『 では、身体の症状が
どんなメッセージを訴えてきているのか聴いてみましょう 』
ということで
フォーカシングをしていきました
横になってもらい
リラクゼーショントランス誘導をした後に
気になるところをピックアップしてもらいます
・首の後ー金属のように重くて黒い感じ
・アゴー重い
・顔ー固いものがのっかっているような
・お腹ー重くてグレー色のバスケットボールみたいな感じ
・背中ー重くてグレーっぽい
至るところが気になるようです
同時にはアプローチできないので
一番気になるところを確認していくと
首の後ろの痛みが一番訴えかけてきているようです
先ずは首からアプローチすることにして、
『 こんにちは
わたしは
あなたが
そこにいることに
気が付きましたよ 』
と声かけしていきます
すると、
首の後ろの痛みが頭と腰に移動して多少軽くなりました
意識を向けてみると
痛みの感覚が首の後ろ~頭~腰 のあたりを
いったりきたり縦に移動しているようです
その感覚を感じながら、続けて言葉をかけていきます
『 あなたはいつからそこにいるの? 』
しばらくすると、彼女のなかで
イメージが浮かんできたようでした
「 中学生くらいのころの近所の風景~
季節は春くらいの昼間の道路や家が見えます 」
『 その風景からどんな印象を受けますか? 』
「 落ち着く感じがします・・・ 」
『 色で言うとどんな印象ですか? 』
「 グレーな感じでしょうか 」
『 そのイメージの下には
どんな気持ちや感情が
隠れている気がしますか? 』
「 なにか
さみしい感じですね・・・ 」
『 そうなんですね さみしい感じなんですね
わかったよ
そう感じていたんだね
わかったよ
今まで気付いてあげられなくてごめんね
わかったよ
と声をかけてあげましょう 』
『 そして
次にこんなふうに声をかけてあげてください
あなたのためにわたしができることがあったら
教えてくれるかな 』
T・Yさんの様子を見ていると
意識と内側のパートさんとの間でやりとりがあるようだったので
ゆっくりと時間をとることにしました・・・
しばらくすると
なにかおかしそうに
T・Yさんに笑みが浮かんできました
『 どうでしょう
なにか反応がありますか 』
「 ・・・
はい
綺麗になった自分の部屋のイメージが
浮かんできました(笑)
なにか綺麗な部屋がいいようです~ 」
『 なるほど
綺麗になった部屋が浮かんできたんですねえ
そうなんだね
わかったよ
と伝えてあげてください 』
『 いま 身体の感覚はどうですか? 』
「 息が楽になった感じがします 」
『 それはいいですね
他の身体の感覚で気になるところはどうでしょう 』
「 お腹に違和感がありますね
グレー色のハンドボールくらいの重さのものが
軽くのしかかっているような感じです 」
『 OK
では、そのお腹の感覚ともコミュニケートしていきましょうか 』
「 ・・・
なにか 難しいと言っています
言いたいことはある感じがしますが、
簡単には反応してくれなさそうです 」
『 なるほど
かなり重いパートさんなのかもしれませんね
では、次回また丁寧にアプローチしてみましょう~ 』
トランスからもどってフォーカシングの感想を聞いたところ
T・Yさんのなかで何か感じるところがあったようです
「 確かに今は家(実家)のどの部屋も散らかっていて
どこにいても落ち着けない気がします・・・
自分の部屋が綺麗に片付いているところが鮮明に浮かんだので
ちょっと身体の調子が良くないからやる気は起きませんが、
部屋の片づけをしたほうがいい気がしています 」
『 そうなんですね
一気に片付けようとすると大変だからステップを踏みましょう 』
ということで手順を細かく分けてスモールステップ化して、
アクションプランを作成しました。
(このプロセスに関してはまた何かの機会で紹介したいと思います)
T・Yさんとのフォーカシングは今回で2回めで、
前回の反応はそこそこで明確ではなかったのですが、
今回のフォーカシングではかなりはっきりと反応があり、
身体(無意識)からのメッセージを受け取ることができました。
椅子に腰かけての通常のカウンセリングをしているときは、
部屋の掃除の話は一切でてこなかったので
二人でその意外なメッセージに驚くとともに笑ってしまいました。
フォーカシングは回数を重ねるごとに
自分の内側との関係を築いていくことができる
優れたアプローチだと感じます☆
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